スコティッシュフォールドの病気と寿命の真相|痛みのサインと後悔しない飼育法

スコティッシュフォールドの病気と寿命の真相|痛みのサインと後悔しない飼育法

スコティッシュフォールドの病気と寿命の真相|痛みのサインと後悔しない飼育法の注目されている理由を丁寧にまとめました。全体像を一目で把握できます。

後ろ足を投げ出してどっかと腰を下ろす独特のポーズは、SNS上などで「おじさん座り」「スコ座り」と呼ばれ広く親しまれています。しかし、獣医学的な臨床現場において、このスコ座りの理由は愛嬌を振りまくためではなく、体重による負荷から手足の関節痛を逃がすための代償姿勢であることが判明しています。

スコティッシュフォールドの象徴である「折れ耳」は、耳介の軟骨が正常に硬化しない遺伝子変異(劣性あるいは優性遺伝の軟骨形成異常)によって生じます。この軟骨異常は耳だけにとどまらず、全身の関節軟骨に波及し、骨軟骨異形成症を引き起こします。四肢の骨末端に骨瘤(こつりゅう)と呼ばれる異常な骨のコブが形成され、擦れ合う骨が激しい痛みを伴う骨関節炎へと進行していきます。

初期の段階では痛みを隠す猫の習性もあり、飼い主が見逃してしまうケースが後を絶ちません。日常生活で見られる初期の違和感には次のようなサインが存在します。

  • 歩き方の異常:歩行時に腰を振るように歩く、足先を引きずる、トボトボとロボットのように硬い足取りになる。
  • ジャンプの回避:以前は飛び乗っていたソファやキャットタワーへの昇降を躊躇し、ステップを使うようになる。
  • しっぽの硬直:しっぽの付け根や先端を触られるのを極端に嫌がり、太く短いまま柔軟にしならなくなる。
  • 足先の腫れ・過度なグルーミング:かかと(足根骨)周辺に硬いコブができ、痛む部位を執拗に舐め続ける。
  • 運動量の急減と性格の変化:おもちゃへの反応が鈍くなり、抱っこされると激しく威嚇・鳴き声を上げる。
田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。