各種レビューサイトやSNS上では、閲覧注意アニメに対するネットの反応が活発に投稿されており、そこには単なる賛否を超えた生々しい視聴体験が記録されています。大手投票サイト「みんなのランキング」等におけるユーザーコメントや長文レビューを分析すると、高評価をつけているユーザーほど「視聴中の強烈な吐き気や動悸」と「鑑賞後の圧倒的な感動・喪失感」を同時に吐露している実態が浮かび上がります。
例えば『メイドインアビス』を劇場で鑑賞した視聴者からは、「ポップコーンを食べる手が中盤で完全に止まった」「観終わった後、劇場のロビーで友人と30分間一言も口を利けなかった」「胸糞悪いのに、背景美術と劇伴の美しさに涙が止まらない」という、アンビバレントな衝動に引き裂かれた声が散見されます。視覚的な暴力性に対する拒絶反応よりも、それを上回る美意識や物語の推進力によって、視聴者は精神的負荷を甘受しているのです。
一方で、耐性のない層からの悲痛な声も無視できません。「友人にサスペンスの良作とだけ言われて『ひぐらし』を観たら、1週間夜に一人でトイレに行けなくなった」「グロ耐性ゼロなのに好奇心で『ベルセルク』の蝕を観てしまい、トラウマで食欲が失せた」といった後悔の書き込みも膨大に存在します。SNSの短尺動画クリップなどで部分的なショッキング映像だけが拡散される現代において、前後の物語的文脈を理解しないままグロテスク描写に被弾し、心理的ダメージを負うケースが増加している点には十分な留意が必要です。