コムドットのYouTube活動において最も激しい地殻変動を起こしたのが、2023年夏に開催された東京ドームでの大型イベントCreator Dream Fes(通称:CDF)を巡るトラブルでした。総合プロデュースを務めたコムドット側と、ゲスト出演が告知されていた人気女性コンビ「平成フラミンゴ」との間で、出演合意のプロセスを巡る認識の齟齬が表面化したのです。
事態の発端は、平成フラミンゴ側が出した「正式な契約締結前の段階で出演決定が動画内で先行発表されてしまったことへの困惑」を伝える動画でした。イベント制作における業務連絡の不備というビジネス上のミスにとどまっていれば、ここまで深刻な炎上には至らなかったはずです。しかし、事態を決定的に悪化させたのは、リーダー・やまとがSNS上で発信した次の一言でした。
「証拠がない独自の主張を鵜呑みにしないでほしい」「理不尽な批判には屈しない」という趣旨の感情的な反論は、当時コラボ動画などを通じて良好な友情関係を築いていたはずの仲間への配慮を欠いていると、ファンコミュニティに強いショックを与えました。ネット上では「仲の良さを売りにしておきながら、都合が悪くなると冷酷に切り捨てるのか」という痛烈な批判が巻き起こり、単なる炎上を超えたファンのアイデンティティ崩壊を引き起こしたのです。
この発言を境に、数千人単位でのチャンネル登録解除が連日継続。一時は416万人を誇っていた登録者数は一気に380万人台へと割り込み、YouTube黎明期から類を見ない規模のフォロワー急減劇としてメディアで大々的に報道されました。