サンリオが実施した株式分割のインパクトも、PTS市場の流動性を飛躍的に高めた要因のひとつだ。売買単位の引き下げによって、これまで高値感から手を出せなかった若手投資家や少額投資家が、相次いで夜間市場に参入してきた。
新NISA口座の普及も追い風となっている。夜間にじっくりと IR 資料を読み込み、PTSで成長株を拾うスタイルの個人投資家が増加した。その結果、従来の夜間取引にありがちだった「薄商いによる異常値の発生」が減少し、より実質的な需給を反映した株価形成が行われるようになった。
市場の厚みが増したことで、大口の投資家にとってもPTSは重要な流動性供給源となっている。