時代を超えて語り継がれる美意識の象徴といえば、ジェーン・バーキンを外すことはできない。イギリス出身でありながら、飾らないTシャツとデニム、そして籠バッグを合わせた彼女のスタイルは、パリの美学そのものとして語り継がれてきた。その血統と精神は、娘であるシャルロット・ゲンズブールにも見事に受け継がれている。
シャルロットが見せる、無造作なヘアスタイルと飾らない立ち振る舞い。それは、仕込みすぎない美しさの極致と言えるだろう。親から子へと受け継がれるのは、高価な衣類ではなく、「自分に似合うものを知り、自分を偽らない」という精神的な遺産なのだ。