コメディや王道ラブストーリーで圧倒的な可愛らしさを発揮する一方、映画界やシリアスなサスペンス作品でも彼女は深みのある美しさを開花させていきました。
興行収入48億円を記録した大ヒット映画『いま、会いにゆきます』(2004年)では、雨の季節にだけ家族のもとへ戻ってくる母親・澪役を熱演。儚くも温かい母性と、記憶を失いながらも再び恋に落ちていく女性の純真さを繊細に表現し、その美しくも切ない佇まいは観客の涙を誘いました。
さらに2010年代に入ると、大人気刑事ドラマシリーズ『ストロベリーナイト』で警視庁捜査一課の警部補・姫川玲子を演じます。黒のスーツに身を包み、過酷な事件に立ち向かうクールで凛々しい姿は、従来の「可愛い」イメージを鮮やかに覆しました。可愛らしさと大人の艶やかさ、そして凄みのある演技力を兼ね備えた表現者として、彼女は名実ともに唯一無二の存在となったのです。