かつて芸人時代、自他ともに認める「人脈王」として名を馳せた彼だが、ビジネスの世界でもその特異なコミュニケーション能力は遺憾なく発揮されている。参入した清掃・ビルメンテナンス業界は、新規参入の競合が多く、価格競争が激しい厳しいマーケットだ。
ここで生き残るために武器となったのが、過去の失敗から学んだ「誠実な人脈術」だった。単なる名刺交換やパーティでの挨拶にとどまらず、顧客の悩みに寄り添い、泥臭く現場のニーズに応える姿勢を徹底。人脈を単なる利害関係としてではなく、「困っている時に助け合える関係」へと昇華させた。
実業家としての彼を支えているのは、経営者の先輩やかつての知人たちから寄せられる信頼だ。紹介が紹介を呼ぶビジネスモデルを確立し、営業費をほとんどかけずに案件を獲得できる強力なネットワークを構築することに成功した。