任天堂株式会社とイルミネーション・エンターテインメントの協業は、マリオたちの表情や肉体言語に劇的な変化をもたらした。CGアニメーションの極致とも言える表現力により、従来のドット絵や3Dポリゴンでは描ききれなかった細やかな感情の揺らぎが画面いっぱいに可視化された。
ニューヨークの下町で配管工事業を営んでいたマリオとルイージの兄弟愛、家族との葛藤、そして異世界キノコ王国で自らのアイデンティティを見出す過程。アニメーション映画という表現媒体を得たことで、記号的だったキャラクターたちは一気に血の通った存在へと変貌を遂げた。