病院の過重労働から脱出を図るルートとして、医療系一般企業や治験コーディネーターへの転身を志望する技師が増加しています。特にCRC治験コーディネーター転職の経歴要件については、看護師や薬剤師が主流だった市場において、血液検査データや画像診断の読影知識を持つ臨床検査技師へのニーズがここ数年で急伸しています。
CRCの求人では、治験プロトコルの理解力に加え、被験者となる患者へのインフォームドコンセント補助、製薬会社(CRA)との折衝能力が問われます。「検査室を出て、人と深く関わるビジネスライクな働き方をしたい」という技師には最適なキャリアパスであり、実績次第で年収600万円以上や管理職登用への道も開かれています。ただし、ビジネスマナーや報告書の作成能力が必須となるため、「検査だけをしていればよかった」という感覚のまま飛び込むと激しいカルチャーギャップに直面します。
また、臨床検査技師未経験中途採用の経緯を辿ると、20代半ばまでであれば未経験の領域(検体メインから生理機能への転換など)へのポテンシャル採用は十分に存在します。しかし、30代以降の未経験転職では「教育コストをかけられない」という医療機関側の本音から、書類選考の通過率が著しく下がる傾向にあります。超音波検査士などの認定資格を自費で取得してから挑むか、あるいは研修体制の整った健診機関をステップにするなど、逆算したロードマップを描かなければなりません。