夜の街に店が生まれては消えていく新陳代謝の激しいエリアで、銀座チックの存在感は際立っている。六本木や西麻布を含め、首都圏のナイトシーンを牽引するチックグループの中核店舗として、贅を尽くした内装デザインは訪れる者を圧倒する。中世ヨーロッパの宮殿を彷彿とさせる豪奢なシャンデリア、選び抜かれた大理石のフロア、そして身体を包み込むベルベットのソファ。すべてが計算し尽くされた調度品で統一されている。
近年流行しているカジュアルな会員制ラウンジとは一線を画す。格式高い高級クラブならではの重厚感と、時代に合わせたモダンな感性が見事に融合しているのだ。訪れるゲストのプライバシーを守る動線設計や、静かに語り合えるボックス席の配置など、空間全体に漂う気品は一朝一夕で築けるものではない。