晩夏を彩る「Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント」は、芥屋を舞台に数々のドラマを刻んできた。真夏のフェスのような独自の熱気と、格式高い名門のコースセッティングが融合する男子プロゴルフトーナメント屈指のビッグイベントだ。
この大会を語る上で欠かせない存在が石川遼である。彼が芥屋で見せるアグレッシブなプレーは、常にギャラリーを熱狂の渦へと巻き込んできた。トラブルを恐れず林越えを狙い、果敢にピンをデッドに攻める姿は、芥屋のタフなコースセッティングだからこそ一層の輝きを放つ。日本ゴルフツアー機構(JGTO)が管轄するツアートーナメントの中でも、芥屋の18ホールは選手たちの真価を問う試金石として広く認められている。
勝負を決めるサンデーバックナイン、最終18番のロングホール。ツーオンを狙うプロたちの放つ鋭い打球音が林に木霊し、スタンドから地鳴りのような歓声が上がる。あの熱狂の記憶が、フェアウェイの芝一本一本に染み込んでいる。