サロン帰りのような洗練された濡れ感と細やかな束感をセルフスタイリングで再現するには、手のひらでの馴染ませ方と塗布順序が成否を分けます。
バームを使用する際、固まりのまま髪につけるのは絶対NGです。適量をすくい取ったら、手のひらと指の間に透明なオイル状になるまでしっかり体温ですり伸ばします。その後、「内側・後頭部」→「毛先」→「表面」→「前髪・おくれ毛」の順に塗布します。最も皮脂が出やすい前髪や頭頂部に最初につけてしまうと、ベタつきの原因になるため注意してください。
「バーム特有のみずみずしいツヤが欲しいけれど、夕方まで前髪の立ち上がりやトップの高さをキープしたい」という場面では、ヘアバームとワックスを混ぜて使うハイブリッド技がプロの現場でも多用されています。
混ぜる黄金比率は「ワックス 2 : バーム 1」(動きを重視する場合)または「ワックス 1 : バーム 1」(ツヤとまとまりを重視する場合)です。手のひらの上で両者を均一に練り合わせることで、ワックスのパサつきをバームのシアバターが抑え、バームに不足しているホールド力をワックスの樹脂成分が補う理想的な質感が完成します。