飛信隊の歴史を語る上で欠かせないのが、蛇甘平原の初陣から信と共に死線をくぐり抜けてきた初期メンバーの存在です。百人隊時代の最古参である尾平、田有、竜川、澤圭、沛浪らは、部隊の拡大に伴いそれぞれ什長や百人将、千人将へと出世し、新兵たちを精神的・戦術的に支える中核となっています。
特に歩兵部隊を統括する歩兵長・崇原の存在感は絶大です。剣の達人として実戦で新兵を鍛え上げ、強固な防衛陣を築く手腕は秦国全軍でも高く評価されています。また、お調子者として描かれがちな尾平も、隊内のムードメーカー兼ベテラン什長として、極限状態における一般兵の脱落を防ぐ貴重な役割を果たしています。
さらに近年の戦いで戦局を一変させる決定打となっているのが、新メンバーとして加入した蒼仁・蒼淡の「弓矢兄弟」です。父である中華十弓・蒼源の血を受け継いだ二人は、圧倒的な長距離精密射撃と連射力で敵の指揮官を次々に狙撃。飛信隊の弱点であった「遠距離投射火力」を一気に秦国トップクラスへと押し上げました。