公判の過程で傍聴席を激しく揺さぶったのは、突如として命を奪われ、尊厳を傷つけられた被害者遺族のやり場のない憤りでした。検察官によって読み上げられた遺族の意見陳述では、「父は殺害され、首を切断され、動画を撮影されることで3度殺された」「一家全員に対して極刑を望む」という痛切な言葉が法廷に響き渡りました。
妻の公判に証人として出廷した夫・田村修被告は、「浩子被告と自分を無罪にするため」「家族を守るためだった」と弁明を重ねましたが、遺族側の処罰感情を前にその釈明はあまりにも無力でした。ネット上の言論や世論調査の動向を見ても、母親が置かれていた過酷な家庭環境に一部の理解を示す声がある一方で、「成人した娘の犯罪行為を知りながら容認し、隠蔽を助けた責任は極めて重い」とする厳しい批判が大半を占めています。