ネット掲示板やSNSでは一時期、「道の駅桶川の工事が完全に止まっている」「計画中止になったらしい」という不穏な言説が拡散しました。なぜこのような極端な噂が一人歩きしてしまったのでしょうか。
背景には、桶川市の道の駅計画経緯における広報の空白期間と、工事予定地の外観変化の乏しさがあります。設計見直しや国・県との協議、さらには民間事業者からのサウンディング市場調査を行っている間、現地の上尾道路沿いでは重機が大規模に稼働する光景が見られませんでした。何も動きがない更地を前にした市民の間で、「頓挫したのではないか」という疑念が生じるのは無理もありません。
しかし、公開されている市政だよりや都市計画審議会の議事記録を紐解くと、「事業中止」の決定は一切下されていません。行われていたのは「白紙撤回」ではなく、事業費圧縮を目的とした「規模の適正化」と「民間活力の導入スキーム再編」です。単なる箱物行政としての直営建設を避け、公募設置管理制度(Park-PFI)などを活用して民間資金とノウハウを取り込む現実路線へと舵を切ったことが、真相として記録されています。