放送翌日の正午、各局のドラマプロデューサーが固唾をのんで見守るのがTVer見逃し配信再生数の初速データです。今や無料見逃し配信プラットフォームにおける再生規模と「お気に入り登録者数」は、リアルタイムの数字を凌駕するほどの影響力を持っています。
最新の見逃し配信ランキングを見ると、世帯視聴率では下位に甘んじていた深夜帯のドラマやカンテレ制作枠のサスペンスが、週間再生数300万回〜400万回を軽々と突破し、総合トップに君臨する現象が常態化しています。特にスマートフォンでの視聴に特化したテンポの良い編集や、SNSで考察が盛り上がる伏線満載の脚本は、配信で爆発的な跳ね上がりを見せます。
配信プラットフォームで稼ぎ出されるプログラマティック広告の収益は、すでに地上波タイムCMの減収分を補填するレベルにまで成長しました。TVerでの総再生回数が歴代記録を更新するようなヒット作は、たとえ地上波の数字が振るわなくとも、配信単体で莫大な利益を生み出す「大成功作」として社内評価されるシステムが確立されています。