水汲みと並ぶもう一つの巨大な引力が、敷地内で営業する豆腐処「水の駅おづる 湧水茶屋」の存在です。週末ともなれば、開店前から駐車場に車が次々と滑り込み、店舗の前に列が形成される光景は日常茶飯事となっています。
食通たちの間で語り草となっている水の駅おづるの豆腐の評判の秘密は、素材と水の絶対的な相乗効果にあります。豆腐の約8割から9割は水分で構成されているため、使用する水の純度とミネラルバランスが仕上がりの味を決定づけます。小津留の澄み切った伏流水と厳選された良質な国産大豆、天然にがりを用いて昔ながらの製法で作られる豆腐は、驚くほど濃密な大豆の甘みと絹のような滑らかさを併せ持っています。
特に人気を集めている看板メニューが、ざるに盛られた「ざる豆腐」と、外側をカリッと香ばしく揚げたての状態で提供される「生揚げ(厚揚げ)」です。現地を訪れた愛好家の記録や食レポでも、「醤油をかけずとも大豆本来の甘みだけで一気に食べ切れてしまう」「揚げたての厚揚げをその場で頬張る瞬間は至福」と絶賛の声が並びます。さらに、豆腐を使ったスイーツとして名高い「豆乳ソフトクリーム」やおからコロッケ、ドーナツなども手軽に味わえるため、単なる買い出しにとどまらず、ドライブの目的地としての強い動機づけとなっています。