ネット上の情報には、費用の安さだけを強調した危険な誤解が散見されます。代表的な誤解と現場の真実は以下の通りです。
誤解①:「ネットオークション等で本体を安く買い、自分でDIY交換すれば最安になる」
これは極めて危険な行為です。ガス機器の接続や給排気筒の設置には、「ガス可とう管接続工事監督者」「特定ガス消費機器設置工事監督者」「給水装置工事主任技術者」といった国家資格・公的資格の保持が法律で義務付けられています。無資格者による無謀なDIYはガス漏れ爆発や火災事故の原因となり、法令違反として処罰の対象となります。
誤解②:「号数は大きければ大きいほど良い」
給湯器の号数(16号・20号・24号)は「水温+25℃のお湯を1分間に何リットル出せるか」を示します。単身世帯で24号を設置しても基本料金や本体代金が無駄になるだけであり、逆に4人家族で16号を選ぶと、台所とシャワーの同時使用で湯量が極端に落ちます。世帯人数とライフスタイルに合致した適正号数を選ぶことが賢明です。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
給湯器の交換において、どのようなアプローチを取るべきかは居住環境や優先順位によって分かれます。
ネット系専門業者への依頼が向いている人:
- 設置から8〜10年が経過し、故障前に計画的な相見積もりを取れる人
- 中間マージンをカットし、相場より5万〜10万円以上安く高品質な施工を受けたい人
- 工事後も10年規模の長期無料保証をしっかり確保したい人
大手ガス会社や対面店舗での依頼が向いている人:
- 多少の割高感(10万〜15万円程度の差額)があっても、知名度のあるブランドにすべてを一任したい人
- 床暖房や浴室乾燥機など、特殊な熱源システムを既存の契約窓口でまとめて管理したい人
- ネットでのやり取りに不安があり、店頭で担当者と対面しながら進めたい人