鏡を見ながら「自分でピンセットを使って取ろうとする」行為も厳禁です。暗く狭い口腔内で先の尖ったピンセットを操作すると、反射的な嘔吐反射(オエッとなる現象)が起きた瞬間に喉の粘膜を深く突き刺して大出血を起こす危険があります。
特に配慮を要するのが子供のケースです。子供は痛みの正確な場所を言葉で伝えられず、違和感から大泣きして喉を激しく動かしてしまいます。指を突っ込んで取ろうとすると骨を奥へ押し込むだけでなく、口内を傷つけてパニックを招きます。
子供が魚を食べた直後に急に食べるのをやめたり、喉を指差して泣き出したり、ツバを飲み込めずに吐き出している場合は、決して無理な処置をせず、小児科または耳鼻咽喉科へ連れて行きましょう。「いつ、どんな魚を食べたか」を医師に明確に伝えることがスムーズな処置につながります。