旅先での急な悪天候でも、会津若松ならデートや休日のプランが崩れる心配はありません。むしろ雨に濡れる格子戸や瓦屋根は一段と陰影を深め、しっとりとした情緒を醸し出します。会津若松の雨の日デートや会津若松の屋内観光の穴場として筆頭に挙げられるのが、400年以上の歴史を誇る会津漆器の伝統工芸体験工房です。
市内に点在する老舗漆器店や工房(「鈴武」や「漆器工房鈴匠」など)では、熟練の伝統工芸士による指導のもと、本格的な「蒔絵(まきえ)」や「沈金(ちんきん)」の絵付け体験が楽しめます。天然の漆器や手頃な銘々皿、コンパクトミラーに金粉や色粉を蒔き、自分だけの文様を浮かび上がらせていく作業は、驚くほどの集中力を要します。体験者の口コミでも「デジタル画面から離れ、息を止めるようにして極細の筆先と向き合う時間がこれほど心地よいとは思わなかった」という声が多数寄せられており、カップルや夫婦でお互いの作品を見せ合いながら過ごす時間は、旅の素晴らしい記念になります。
さらに、屋内で歴史と知的好奇心に浸るなら、国の重要文化財に指定されている「会津さざえ堂(円通三匝堂)」も外せません。寛政8(1796)年に建立されたこの特異な木造六角三層の仏堂は、世界的にも極めて珍しい二重らせん構造の上り階段と下り階段が交差しない一方通行の建築です。堂内を一巡りする体験は、現代の建築デザイナーをも唸らせる神秘的な空間体験であり、建築美や幾何学的な構造に魅了される大人にとって、雨天時だからこそじっくり味わいたい名所です。