Q1:東海村JCO臨界事故で作業員が見た「青い光」の正体は何ですか?
A1:臨界に達したウラン溶液から放出された強力な中性子線とガンマ線による発光現象です。水中で発生する「チェレンコフ光」に加え、放射線によって空気中の窒素や酸素分子が励起・電離して青白く光る現象が重なったものとされています。
Q2:東海原発事故(JCO事故)の死者数と周辺住民の被曝線量はどれくらいでしたか?
A2:直接の被曝により作業員2名が死亡しました。周辺住民を含む被曝者は最終的に合計667名と認定されましたが、住民の被曝線量は最大でも数ミリシーベルト程度であり、急性放射線障害を発症した住民はいませんでした。
Q3:東海第二原発とJCO事故はどのような関係がありますか?
A3:JCOは民間企業の核燃料加工施設であり、日本原子力発電が運営する商業用発電所「東海第二原発」とは別の施設です。ただし同じ東海村内に立地していたため混同されやすく、JCO事故の教訓は東海第二原発を含む全国の原子力防災体制の見直しに決定的な影響を与えました。
Q4:現在の東海第二原発は再稼働していますか?
A4:2026年現在、運転は停止したままです。原子力規制委員会の審査には合格したものの、防潮堤などの安全対策工事の完了確認や、半径30km圏内92万人を対象とした避難計画の実効性をめぐる司法判断および地元自治体の同意取得が継続協議となっています。