中村獅童の家系図徹底解説|萬屋錦之介との血脈と息子たちの現在

中村獅童の家系図徹底解説|萬屋錦之介との血脈と息子たちの現在

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中村獅童のルーツを理解する上で外せないのが、歌舞伎界屈指の名門である小川家(萬屋・播磨屋)の広大な血縁ネットワークだ。祖父は戦前・戦後の歌舞伎界を支えた巨星・三代目中村時蔵。三代目時蔵の兄弟には、日本芸術院会員の十七代目中村勘三郎の岳父にあたる名優たちが並び、現在の十八代目中村勘三郎家(中村勘九郎、中村七之助)や尾上菊五郎家とも幾重の親戚関係で結ばれている。

三代目中村時蔵の息子たちは、昭和の演劇界・映画界に巨大な足跡を残した。長男が二代目中村歌昇、次男が四代目中村時蔵、三男が獅童の父である初代中村獅童(小川三喜雄)、四男が昭和時代劇の頂点を極めた初代萬屋錦之介(小川錦一)、そして五男が名優・中村嘉葎雄である。歌舞伎界で活躍する五代目中村歌六や中村萬壽(旧・五代目中村時蔵)、六代目中村時蔵、中村隼人らは、獅童にとって従兄弟や従甥にあたる。

歌舞伎の屋号としての「萬屋」は、昭和46年(1971年)、三代目時蔵の遺族一門が母体である「播磨屋」から分派・改号して創設された。一族の歴史はまさに日本演劇史そのものであり、中村獅童はその本流に位置しながらも、運命のいたずらによって極めて特異な道を歩むことになった。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。