適度な運動とは?厚労省の推奨基準とやりすぎの真相を徹底解説

適度な運動とは?厚労省の推奨基準とやりすぎの真相を徹底解説

適度な運動とは?厚労省の推奨基準とやりすぎの真相を徹底解説についての真相をお届けします。

健康づくりにおける「適度な運動」の定義は、個人の感覚ではなく公的な医学的根拠に基づいて定められています。厚生労働省が策定した「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」および改定を踏まえた「身体活動基準 2026年最新ガイドライン」では、成人と高齢者それぞれの明確な数値目標が示されています。

結論から言えば、適度な運動は何分がベストかという問いに対して、国が推奨する成人の基本ラインは「息が少し弾む程度の中強度運動を1日30分、週に計150分以上」です。息が完全に切れて会話ができないレベルではなく、「笑顔でギリギリ会話が続けられる強度」を指します。

日常生活の歩行を含めた「適度な運動 1日の推奨歩数」についても、従来広く信じられてきた「1日1万歩」という画一的な目標は見直されています。最新の指針における成人の目標値は1日約8,000歩(高齢者は約6,000歩)です。厚生労働省の分析調査によると、歩行数が1日8,000歩を超えると生活習慣病や全死亡リスクの低減効果はなだらかなプラトー(頭打ち)に達し、過剰に歩数を稼いでも健康上の上乗せ恩恵は急激に逓減することが判明しています。

日々の運動負荷を科学的に管理する上で欠かせないのが、「適度な運動 心拍数とメッツ計算」です。運動の強度は安静時を「1メッツ(METs)」とした倍率で表されます。健康維持に有効な中強度運動は3〜6メッツに該当し、具体的な目安は以下の通りです。

【主な活動のメッツ値】
・普通歩行(平地・毎分67m):3.0メッツ
・速歩(平地・毎分95〜100m):4.3メッツ
・軽いサイクリング:4.0メッツ
・自重筋トレ(スクワット・腕立て伏せ):3.5〜5.0メッツ
・ジョギング(毎分134m):7.0メッツ(※高強度)

また、運動時の目標心拍数は「カルボーネン法」や簡易計算式(最大心拍数=220-年齢)を用いて割り出せます。健康増進を目的とした中強度運動であれば、最大心拍数の50%〜70%の範囲に収めるのが理想です。例えば40歳(最大心拍数180)の場合、運動時の脈拍は毎分90〜126拍のゾーンを保つことが、体に余計な酸化ストレスをかけずに心肺機能を高める黄金比率となります。

松本 悠斗
著者

松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。