麻雀における国士無双は、数ある役の中で唯一「面子(メンツ)」の概念を持たない特殊な牌姿で構成されます。通常の役が3枚1組の面子を4つと頭を1つ揃えるのに対し、国士無双は規定の13種類を全て集める孤高の役満です。
具体的な牌姿と成立条件は、萬子・筒子・索子の「1」と「9」の数牌(6種類)と、東・南・西・北・白・發・中の字牌(7種類)という、合計13種類の「ヤオ九牌(幺九牌)」を1枚ずつ揃え、そのうちのいずれか1種類を雀頭(2枚重なった対子)にすることでアガリとなります。
配牌時の出現率や手作りの難易度を示す役満の確率としては、配牌から国士無双を狙ってテンパイ・アガリに至る確率は約0.04%(約2,500局に1回程度)とされています。四暗刻や大三元と並んで「出やすい役満」と称されることもありますが、配牌でヤオ九牌が9〜10種以上ない限りは狙うリスクが大きく、順目が進むにつれて牌を引けなければ無防備な手詰まりに陥る極限の駆け引きが求められます。