デビュー当初、趣里は「水谷豊の娘」という肩書を一切明かさずに活動をスタートさせた。クラシックバレエで培ったしなやかな身体表現と、役柄に憑依したかのような鬼気迫る演技。NHK連続テレビ小説『ブギウギ』で見せた圧巻のヒロイン像は、彼女を「大物俳優の娘」から「独立したトップ女優」へと完全に脱皮させた。
芸能関係者は語る。「彼女は親の威光を嫌い、オーディションを自力で勝ち抜いてきた苦労人です。怪我でバレリーナの道を断念した挫折を知っているからこそ、演技にかける執念が違う。いまや現場で彼女の生い立ちを気にするスタッフはいません」。才能と努力で手に入れた評価があるからこそ、今回の結婚報道もまた、一人の自立した女性の決断として受け止められている。