コース設計を手がけた名匠・錦織育良の手腕は、半世紀以上の時を経た今も色褪せない。自然の地形を無理に削ることなく、地形のうねりをそのまま戦略要素へと昇華させた設計思想は圧巻の一言だ。視覚的なプレッシャーを与えるハザードの配置や、錯覚を生み出すフェアウェイの傾斜など、設計者の知恵と意図が随所に散りばめられている。
日本ゴルフ協会の公式競技基準にも耐えうる完成度を誇るチャンピオンシップコースとしての格式は、定期的なメンテナンスとコース改修によって常に最高のコンディションに保たれている。ティーグラウンドに立った瞬間、風の抜け方や芝の刈り高まで計算されたステージが、挑戦者たちの闘争心を否応なく掻き立てる。