膨大なサンリオのライブラリの中には、王道カワイイ路線とは一線を画す、エッジの効いた「隠れた名作」が数多く眠っています。
例えば、1989年に誕生した「笑う女」は、ただ女性が豪快に笑っている姿をイラスト化したシュールすぎるキャラクターとして一部で伝説となっています。また、アフリカのサバンナを舞台にした「ビッグチャレンジ」(1978年)や、明治・大正風のレトロな駄菓子屋の世界観を描いた「ウメ屋雑貨店」(1987年)など、当時のクリエイターたちの自由な発想が詰め込まれた作品群は、現在見ても極めて新鮮です。
2000年代初頭の「パウピポ」(2002年)や、実在の新幹線をスタイリッシュにデフォルメした「シンカンセン(SHINKANSEN)」(1999年)など、ターゲット層を絞り込みながら熱烈な支持を集めた名作たちも、サンリオの表現の多様性を力強く支えています。