2000年代初頭、「自民党をぶっ壊す」のキャッチフレーズとともに登場した小泉純一郎。彼は祖父や父(元防衛庁長官・小泉純也)が培った基盤を背景にしつつも、自民党内の派閥政治に正面から反旗を翻した。
日本内閣府の主導で進められた「聖域なき構造改革」は、郵政民営化をはじめとする劇的な社会変革をもたらした。変人と呼ばれながらも高い内閣支持率を維持し続けた背景には、伝統的な家柄の威光ではなく、大衆の心を掴むカリスマ性と直感力があった。自由民主党の歴史においても、彼ほど強烈なインパクトを残した首相は珍しい。