一口食べた瞬間に広がる上品な出汁の香りと、噛むほどに染み出すタケノコの甘み。日本料理(和食文化)の真髄ともいえるあの澄んだ味わいを家庭で再現するための鍵は、調味料の配合比率にあります。
3合のお米に対して最もバランスが良いとされる黄金比は、白だし大さじ3、薄口醤油大さじ1.5、酒大さじ2、みりん大さじ1。ここに塩をひとつまみ加えることで、全体の輪郭がキリリと引き締まります。キッコーマン株式会社の伝統的な本醸造醤油や、茅乃舎(株式会社久原本家)の焼きあごだしをベースに使うと、化学調味料に頼らずとも奥深いコクが生まれ、まさに名店のような仕上がりに直結します。
ポイントは、調味料を入れてから規定の3合の目盛りまで水(または出汁)を注ぎ、その後に具材を「混ぜずに上に乗せるだけ」にすること。米と具材を混ぜて炊いてしまうと熱の対流が妨げられ、炊きムラや芯残りの原因になります。