日本の潤滑剤市場を牽引し続けてきた呉工業株式会社。1950年代の創業以来、産業界から一般家庭までを支え続ける同社は、代表取締役社長の呉繁樹氏のもとで、ユーザーニーズに応じた多角的な製品展開を加速させている。赤い缶でお馴染みの5-56に留まらず、ゴム・プラスチックにも安心して使える「5-56 無香性」や、高純度フッ素化合物を配合した次世代コーティングなど、ケミカルの選択肢は大きく広がった。
呉工業が発信する取扱説明書や公式情報には、素材ごとの適合表が極めて詳細に記されている。それは、自社の技術と製品力に対する絶対的な自信と、誤用による事故を防ぎたいというモノづくりの矜持の表れでもある。技術が進化しても、ケミカルの基本原則は変わらない。それぞれの特性に敬意を払い、適材適所で活用することこそが、道具を生かす最良の道なのだ。