携帯の歴史年表総まとめ!ショルダーホンから6G前夜までの進化の真相

携帯の歴史年表総まとめ!ショルダーホンから6G前夜までの進化の真相

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携帯電話の歴史的ルーツは、第二次世界大戦中に米軍が使用したモトローラ製のポータブルトランシーバー「Walkie Talkie(SCR-536)」や、1946年にアメリカのベル・システムが開始した移動電話サービスに遡ります。日本国内における実用化の第一歩は、1979年に旧電電公社が導入した自動車電話でした。

そして1985年、電電公社の民営化に伴いNTTが世に送り出したのが、持ち運び可能な移動電話ショルダーホン(100型)です。ショルダーホン発売年となった1985年当時、端末の総重量は約3kg。肩掛けベルトで持ち運ぶスタイルで、連続通話時間はわずか40分程度、月額基本料金や保証金を含めると初期費用は20万円を超えるなど、一部の富裕層や緊急業務に用途が限られていました。しかし、1987年に約900gまで小型化された「TZ-802型」が登場し、名実ともに日本初の「携帯電話」が誕生します。

1990年代に入ると、通信の民主化が一気に加速します。その架け橋となったのがポケベルからスマホへの経緯を語る上で欠かせない「ポケットベル」の存在です。当初はビジネスマンの呼び出し用だった数字表示端末が、1990年代中盤には「0840(おはよう)」「0906(遅れる)」といった数字の語呂合わせを駆使する女子高生たちの必須アイテムへと変貌。「ベル友」と呼ばれる新たな人間関係のネットワークを生み出しました。

1994年の制度改正による端末買い取り制の導入、そして1995年のPHS(パーソナルハンディホンシステム)のサービス開始により、通話料金と端末価格は劇的に値下がりしました。学生や若年層がこぞって端末を所有するようになり、通信は「家庭やオフィスの固定電話にかけるもの」から「個人に直接つながるツール」へと決定的なコペルニクス的転回を遂げたのです。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。