多くの人々に鮮烈な記憶を残した純恋とは、どのような人物だったのでしょうか。その生い立ちとキャリアの軌跡を振り返ります。
純恋の本名は石川安里沙(いしかわ ありさ)。1987年7月28日、岩手県胆沢郡胆沢町(現・奥州市)に生まれました。地元を離れた後、宮城県仙台市の繁華街・国分町の有名キャバクラ店で働き始めると、持ち前の端正な顔立ちと飾らない人柄ですぐさま同店のNo.1へと登り詰めます。源氏名「純恋」の由来は、大ファンであった音楽グループ・湘南乃風の代表曲『純恋歌』から名付けられたものでした。
仙台で圧倒的な存在感を放っていた彼女は、2000年代後半に社会現象となっていたギャル系ファッション誌『小悪魔ageha』の編集部にスカウトされ、読者モデルとして紙面に登場します。上京後、瞬く間にトップクラスの人気を獲得し、同誌の看板モデルのひとりとして表紙を飾り、東京ガールズコレクション関連イベントなど多彩な舞台へ進出しました。
彼女の才能は誌面でのポージングにとどまりませんでした。ナイトドレスの人気ブランド「IRMA(イルマ)」とのコラボレーションドレスの企画や、象徴的なモチーフを用いたオリジナルネックレスのデザインなど、クリエイターとしての才能を次々と開花させていた最中での急逝でした。