『Bang a Gong』が持つ強靭なポテンシャルは、後続のアーティストによるカバーやメディアでの二次使用によって、時代ごとに再証明されてきました。
特に世界的なインパクトを残したのが、1985年に結成されたスーパーグループ、ザ・パワー・ステーション(The Power Station)によるカバーです。デュラン・デュランのジョン・テイラーとアンディ・テイラー、シックのトニー・トンプソン、そしてボーカルにロバート・パーマーを迎えた彼らは、同曲を硬質な80年代ファンク・ロックへと昇華。全米シングルチャート9位を記録し、MTV世代の若者に原曲の魅力を再認識させました。
日本国内でも、自動車メーカーのプロモーション映像や大手アパレルのCM曲、さらには映画の挿入歌として数多く採用されています。イントロの乾いたドラムと特徴的なリフが鳴り響くだけで、即座に画面へ引き込まれる圧倒的なキャッチーさは、半世紀以上が経過した現在もまったく色褪せていません。