SNSやネット掲示板に投稿された利用者の生の声、知恵袋に寄せられた相談事例をリサーチすると、このポーズが若者やオタクコミュニティでいかに重宝されているかが浮き彫りになります。
「クラス替え直後の修学旅行で全員まだぎこちなかったが、写真撮影で誰かが『荒ぶる鷹やろうぜ』と言い出して一斉に羽ばたいた瞬間、一気に全員の壁が壊れた」(SNS投稿より)
「普通の可愛いポーズをプリクラでやるとあざとく見えたり自意識過剰に見えたりして嫌だけど、荒ぶる鷹ならネタ枠として全員平等に笑い合えるから安心する」(女性向けコミュニティのコメントより)
こうした声に共通しているのは、ポーズが持つ「自意識の防衛機能」です。現代のSNS社会では、写真を投稿する際に「自分を良く見せたいという欲求」と「ナルシストだと思われたくないという防衛本能」が常にせめぎ合っています。荒ぶる鷹のポーズは、その自意識の葛藤を「おふざけ」というオブラートで綺麗に包み込み、誰も傷つけずに楽しい空間を作り上げる役割を果たしています。