モルドバはどこ?地図・治安・注目の理由と最新情勢を徹底解剖

モルドバはどこ?地図・治安・注目の理由と最新情勢を徹底解剖

モルドバはどこ?地図・治安・注目の理由と最新情勢を徹底解剖の真相や最新動向に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。

これまで日本では「知る人ぞ知る東欧の隠れ里」といった印象だったモルドバが、国際社会のトップニュースとして連日報じられるようになった最大の理由は、ロシアによるウクライナ侵攻以降の地政学的な重要性の急浮上にあります。

モルドバはウクライナと約1,200キロメートルにおよぶ長い国境を接しており、侵攻開始直後から人口比でヨーロッパ最多水準となる膨大なウクライナ避難民を受け入れてきました。モルドバ国民が自宅や施設を進んで開放し、温かく避難民を支援した姿は世界中から称賛を集めました。

モルドバのマイア・サンドゥ大統領率いる親欧米政権は、国家の安全保障と経済的独立を確固たるものにするため、ウクライナとともにEU(欧州連合)への正式な加盟交渉を強力に推し進めています。国民投票や各種選挙を通じて「ロシア依存からの完全脱却と欧州統合」の意思を鮮明にしており、東欧モルドバの最新ニュースは欧州全体の安全保障の未来を占う試金石として世界各国の外交筋から熱い視線を浴びています。

ルーマニアとの特別な兄弟関係と公用語の真実

モルドバを理解する上で欠かせないのが、西隣のルーマニアとの極めて密接な関係です。歴史的にモルドバの大部分は「ベッサラビア」と呼ばれ、かつてルーマニア王国の一部だった時代があります。民族的・言語的にも両国は同根であり、モルドバの公用語はルーマニア語です。

旧ソ連時代にはキリル文字表記を強制され「モルドバ語」と区別されていましたが、独立後はラテン文字表記に戻り、法的にも公用語はルーマニア語であると明記されました。文化、言語、教育面での結びつきは極めて強く、多くのモルドバ国民がルーマニアのパスポートを二重保持している実情もあります。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。