現代のフットボールビジネスは巨大化を極め、サッカーレジェンド選手の年俸と総資産は天文学的な規模に達しています。クリスティアーノ・ロナウドはサウジアラビア移籍に伴い年俸2億ユーロ(約320億円)規模の契約を結び、メッシもMLSインテル・マイアミでの商業契約を含め莫大な富を築いています。
また、引退後のビジネス展開で大成功を収めた代表例がデビッド・ベッカムです。彼はインテル・マイアミの共同オーナーとしてメッシを獲得するなどスポーツビジネスの頂点に君臨し、夫妻の総資産は5億ドル(約750億円)を超えると報じられています。元ブラジル代表のロナウドもスペインのレアル・バリャドリードなどのクラブ経営に参画し、実業家としての地位を確立しました。
しかし、サッカーレジェンド選手の現在とその後を丹念に追うと、すべての英雄が幸福な晩年を過ごせているわけではないという過酷な現実が浮き彫りになります。
【引退後に直面する厳しい現実と落とし穴】
- 経済的困窮と破産:元ブラジル代表のガリンシャはアルコール依存症の末に49歳の若さで貧困のなか病死し、イングランドの天才司令塔ポール・ガスコインも度重なる依存症と金銭トラブルに苦しみました。
- 健康問題と後遺症:ヘディングの繰り返しによる慢性外傷性脳症(CTE)や認知症のリスクは近年の医学研究で深刻視されており、1966年イングランドW杯優勝メンバーの多くが晩年に神経疾患を患ったことが英国BBCなどで報じられています。
- 私生活と人間関係の崩壊:マラドーナの没後に勃発した遺産相続争いや取り巻きによる搾取の告発は、巨万の富と名声がもたらす人間関係の歪みを如実に物語っています。