Q1:パートナーに全く症状がなくても、一緒に治療薬を飲む必要がありますか?
A1:絶対に必要です。男性のトリコモナス感染は50〜80%が無症状であり、自覚症状がなくても尿道や前立腺に原虫を保有しています。女性だけが治癒しても、性交渉を行えば再び感染する「ピンポン感染」を招くため、男女同時に処方薬を服用して治療を完了させることが医学的必須条件です。
Q2:市販薬のおりものシートやデリケートゾーン用ソープで洗浄すれば治りますか?
A2:一切治りません。トリコモナス原虫は膣粘膜の組織内に寄生しているため、表面を洗ったり殺菌ソープを用いたりしても原虫を駆除することは不可能です。むしろ過度な膣内洗浄は、膣を守っている正常な乳酸菌(デーデルライン桿菌)まで洗い流してしまい、雑菌の繁殖を助長して悪臭や炎症を悪化させる原因になります。
Q3:処方されたフラジールを飲んで症状が消えたら、10日間飲み切らなくてもやめていいですか?
A3:自己判断での服薬中断は絶対に避けてください。内服を開始して数日でおりものの色や臭いは改善しますが、この段階では原虫の数が減っただけで、体内から完全に死滅していません。中途半端な投薬中止は原虫の再増殖を招くだけでなく、薬が効きにくい耐性原虫を生み出す危険性があります。必ず処方された全日数を飲み切ってください。
Q4:生理中であっても婦人科でトリコモナスの検査や治療は受けられますか?
A4:受診可能です。経血がある状態でも顕微鏡検査やPCR検査を実施できる医療機関は多く存在します。生理中は膣内の自浄作用が低下して症状が増悪しやすいため、我慢せずに受診してください。ただし、医療機関によっては経血量が多い日の内診を避ける場合もあるため、事前に電話やWeb予約時に確認するとスムーズです。