日経平均終値が大きく動いた日の夜、SNSや投資掲示板では様々な反応が飛び交う。個人投資家の間では「また日銀のせいか」「米国が下げれば日本も下げる。これじゃ自律的な相場にならない」といった不満の声が目立つ。一方で、「押し目は買い場。こういう時の方がかえって好機」と前向きに捉える声も少なくない。
機関投資家の本音はやや異なる。複数の運用担当者への取材では、「目先の値動きよりも、企業の資本効率改善が続くかどうかの方が重要。日経平均の水準そのものよりも、個別銘柄の選別に軸足を置いている」という冷静な意見が聞かれた。公式決算資料やIR説明会の内容を精査しながら、中長期的な成長余地を慎重に見極めているのが実態だ。ネット上の短期的な悲観論や楽観論に振り回されない運用姿勢は、個人投資家にとっても学ぶべき点だろう。