観光情報誌には載りにくいものの、串間在住の地元住民が「普段使いで本当に美味しい店」として名前を挙げる店舗には、共通する3つの特徴があります。それは「魚の仕入れルートの近さ」「気取らないボリューム感」「昭和から続く手作りの味付け」です。
日向灘沿岸の漁港に近い食事処では、その日の朝に獲れた旬の白身魚や地魚を惜しみなく盛り付けた海鮮丼定食が、都市部では考えられないリーズナブルな価格帯(おおむね1,200円〜1,800円前後)で提供されています。派手な盛り付けではなくとも、身の締まり具合と脂の乗りは一級品。地元漁業関係者や役場職員の昼休みと重なる時間帯は、満席になることもしばしばです。
一方、家族連れやグループ旅行、ビジネスでの会食において需要が高いのが「個室・座敷完備の食事処」です。市街地に位置する和食料理店や寿司店では、掘りごたつ式の個室を備えた店舗があり、小さな子供連れでも周囲に気兼ねなく地魚料理や宮崎名物のチキン南蛮定食を味わうことができます。静かなプライベート空間で郷土の味をじっくり楽しみたい場合は、前日までの事前予約が推奨されます。