「送信取り消しを行っても相手に専用の通知は送られない」という仕様がありながら、なぜ実際には送信取り消しが相手にバレてしまうのでしょうか。その背景には、OSの通知機能と人間の心理的なタイムラグという2つの要因が関係しています。
最も多いケースが、スマートフォンのロック画面通知やプッシュ通知バナーの残留です。メッセージを送信した瞬間、相手の端末には「〇〇さんからメッセージが届きました:[メッセージ本文]」という通知が生成されます。その直後に送信取り消しを実行した場合、Instagramアプリが通知を取り下げる処理を行いますが、OSのバージョンや通信状態によってはロック画面のプレビュー通知が数秒〜数分間そのまま残り続ける事象が報告されています。また、Apple Watchなどのスマートウォッチに転送された通知は同期解除が遅れ、腕元で内容を読まれてしまうケースも珍しくありません。
さらに、インスタDMで既読がついた後に送信取り消しを行った場合も確実に察知されます。相手はすでに本文を読んでいるため、再度スレッドを開いた際に先ほど存在していたメッセージが消えているのを目にすれば、「あ、先ほどのメッセージを取り消したのだな」と即座に理解します。通知自体でバレるのではなく、「読んだ事実」と「消滅した状態」のギャップによって取り消しが明白になるのです。