大手クチコミサイトやSNS、知恵袋などに寄せられた膨大な声を分析すると、参拝者のリアルな感情が浮かび上がってきます。
ネット上の声として特に目立つのは、「ハートの絵馬が想像以上に敷き詰められていて圧倒された」「千本鳥居をバックに着物姿で撮影すると最高の1枚が撮れる」といった視覚的満足度です。実際に現地を歩くと、犬山城下町でレンタル着物を身にまとった参拝者が、千本鳥居の朱色とハート絵馬のピンク色の前で楽しげに記念撮影を行う姿が日常となっています。
さらに見逃せないのは、具体的な成就報告の多さです。「参拝後3ヶ月で長年片思いしていた相手から告白された」「銭洗いで清めたお金を事業資金の一部に充てたら過去最高益を達成した」という熱量の高い体験談が連鎖し、デジタル空間で信仰の輪が再生産されています。
ただし、現場観察からは課題も見えてきます。休日の正午前後には、ハート絵馬を背景に撮影しようとする列と、姫亀神社へ参拝しようとする列が交錯し、境内が一時的に過密状態に陥るケースが散見されます。静寂の中で厳かに祈りを捧げたいと考えている方にとっては、この賑やかさがやや落ち着かない環境に映る場合もあります。