心電図で不完全右脚ブロックと判定!放置しても平気?原因と受診目安

心電図で不完全右脚ブロックと判定!放置しても平気?原因と受診目安

心電図で不完全右脚ブロックと判定!放置しても平気?原因と受診目安について見逃せない ポイントを分かりやすい構成で解説いたします。

心臓は規則正しく拍動するために、微弱な電気信号を全体に張り巡らされたネットワークを通じて伝達しています。この電気の通り道を刺激伝導系と呼びます。洞結節から始まった電気信号は房室結節を経由し、心室の左右へ枝分かれする「右脚(うきゃく)」と「左脚(さきゃく)」へと流れていきます。

このうち、右心室へ電気を届ける右脚の伝導速度が通常よりわずかに遅延している状態を「不完全右脚ブロック」と呼びます。電気が完全に途切れてしまっているわけではなく、電気の流れにほんの少し「渋滞」が生じている状態です。

心電図検査における波形の特徴としては、右側胸部誘導(V1・V2誘導など)において、ウサギの耳のような形をした「rSR'パターン」と呼ばれる特有の二峰性波形が記録されます。電気信号そのものは最終的に右心室全体へ届くため、心臓ポンプとしての基本的な機能が著しく損なわれることはほとんどありません。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。