施主が最も頭を悩ませやすいのが、お車代 御膳料 相場の実務的な判断です。これらは必ず一律で渡さなければならないものではなく、当日の状況や移動手段によって要否が明確に分かれます。
お車代は、僧侶が自ら交通手段を手配して自宅へ出向いてくれたことに対する実費補填の意向を持ちます。したがって、施主や家族が自家用車で寺院まで迎えに行き、帰りも送迎する場合や、同一町内など徒歩で来訪された場合にはお渡しする必要はありません。一方、僧侶が自走の車・原付、あるいはタクシー等で檀家を回っている際は、5,000円(遠方の場合は1万円)を別袋で用意するのが礼儀です。
御膳料に関しては、短時間の読経で次の家へ移動する通常のお盆(棚経)では原則として用意しません。初盆・新盆において、読経後に親族で仕出し弁当などを囲む「お斎(おとき)」の席を設けているにもかかわらず、僧侶が次の公務などの都合で同席を辞退された場合に限り、食事の代わりとして5,000円〜1万円を包みます。最初から親族のみの会食も予定していない小規模な法要であれば、御膳料の準備を省くケースも増えています。