南津守エリアにおける買い物のランドマークである同店において、来店者が真っ先に驚くのが売り場のレイアウトと品揃えの再編です。かつての島忠ホームズといえば、独立したホームセンターと中高級路線を中心とした家具専門店の二本柱が特徴でした。しかし現在は、ニトリ取り扱い製品の本格導入によって、リーズナブルな生活雑貨や収納ボックス、季節寝具(Nクール・Nウォームシリーズなど)が主通路沿いに堂々と配置されています。
こうした変化に対し、古くからの利用者の間では「シマホ独自の高級家具はなくなってしまったのか」という懸念の声も上がっていました。現地売り場を入念に確認すると、2階の家具インテリアフロアでは、カリモク家具やシモンズ、フランスベッドといった国内・海外の有力ブランド家具がしっかりとエリアを確保して展示されています。低価格で実用的なニトリの組み立て家具と、数十万円クラスの一生モノの本格家具を、同一店舗内で直接手触りや座り心地を比較しながら選べる点こそが、現在の南津守店が持つ最大の強みです。
さらに、館内を構成するテナント一覧のラインナップも見逃せません。食品スーパー「ライフ」をはじめ、ファッション、100円ショップ、ドラッグストア的要素を取り入れた生活密着フロアが強固に連携しています。「日用品の買い出し」「ペットのトリミング」「週末のDIY部材の調達」「家族での家具選び」が1箇所で完結する設計は、移動コストを最小限に抑えたい都市生活者のニーズに極めて合理的です。