嵐活動休止後の現在まとめを紐解くと、メンバー各自が自らの強みを極限まで磨き上げ、互いの領域を侵すことなく共栄している姿が浮かび上がります。
第一に、大野智の人気が衰えない理由は、彼がグループ時代に残した芸術的フットプリントの深さにあります。少年隊の錦織一清氏ら玄人の舞台関係者からも「天性のリズム感と体幹」と絶賛されたダンススキル、ビブラートに頼らない澄んだ美声は、活動休止後のアーカイブ視聴によって再評価の波が止まりません。「本物の芸を持つ者が、名声に執着せず静かに生きている」という孤高のスタンスそのものが、現代の消費社会において伝説的な魅力を放っています。
一方、二宮和也の評判とソロ活動は、芸能界における「個人の自立」のロールモデルとなりました。2023年秋にいち早く独立を発表し「オフィスにの」を設立。自ら領収書を整理し、ホームページを自作するなど泥臭いプロセスをファンに共有しつつ、日曜劇場での重厚な芝居や映画での怪演を連発しました。「嵐であること」を誰よりも誇りに思いながら、ビジネスパーソンとしてしなやかに立ち回る姿に、男性ビジネスマンからの支持も急増しています。
続いて松本潤ドラマ出演とファンの反応に目を向けると、NHK大河ドラマ『どうする家康』で徳川家康の生涯を演じ切った経験が、彼を「トップアイドル」から「本格派俳優」へと完全に脱皮させました。さらに野田秀樹氏の舞台『正三角関係』への出演など、骨太な演劇表現へと傾倒。コンサート演出で培った空間プロデュース能力は演劇界からも熱視線を浴びており、ファンの間では「松本の美学が年々研ぎ澄まされている」と絶賛の声が上がっています。
また櫻井翔のキャスター評価と人気は、激動のメディア環境において真価を発揮しています。『news zero』における18年以上の取材実績は伊達ではなく、国内外の政治・経済・災害報道において冷静沈着なコメントを提示し続けています。プライベートでの父親就任や慶應義塾大学出身という知性派ブランドも加わり、嵐の世論調査と一般認知度において、櫻井は「最も信頼できるタレント」の筆頭に挙げられます。
そして相葉雅紀の好感度とネットの反応は、グループの「安心感の象徴」として機能しています。動物番組や旅バラエティで見せる飾らない優しさ、後輩タレントに対する温かい眼差しは、ネット上の批判的な言説とは無縁の聖域を築いています。家族で安心してテレビを見られる象徴として、企業CMのスポンサーからのラブコールが途絶えることはありません。