佐々木信也さんのキャリアを語るうえで欠かせないのが、1976年にスタートしたフジテレビ系『プロ野球ニュース』での初代メインキャスターとしての活躍です。当時としては画期的だった「全試合・全打席のダイジェスト映像を見せる」というコンセプトのもと、番組の看板として抜擢されました。
それまでの硬派で形式的なスポーツ解説とは一線を画し、選手の心理描写やグラウンド外のこぼれ話、ユーモアを交えたテンポの良い進行を展開。「信也さん」の愛称で親しまれ、1988年3月に降板するまでの12年間にわたって深夜の視聴率を牽引し続けました。
「元プロ野球選手が背広を着てキャスターを務める」という新しい職業スタイルを日本に定着させたパイオニアであり、現在活躍する多くのスポーツキャスターにとっての礎を築いた存在です。