ラルフローレンとポロの違いとは?格付けやタグの差をプロが徹底解明

ラルフローレンとポロの違いとは?格付けやタグの差をプロが徹底解明

ラルフローレンとポロの違いとは?格付けやタグの差をプロが徹底解明とはどのようなものなのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。

多くの消費者が混乱する最大の要因は、呼称の省略とブランドの統括構造にあります。米ニューヨークで創業された本ブランドの歩みを紐解くと、ラルフローレン歴史とブランド経緯の起点そのものが「ポロ」という名称から始まっていました。1967年、創業者ラルフ・ローレン(本名ラルフ・ルーベン・リフシッツ)が贅沢な幅広のハンドメイドネクタイを「Polo」の名で売り出し、翌1968年にメンズウェアのフルコレクションとして「Polo Ralph Lauren」を立ち上げたのが原点です。

つまり、企業名および世界観を包括するマスターブランドが「Ralph Lauren(ラルフ ローレン)」であり、その中でアイビーリーグやプレッピースタイルを体現する中核コレクションが「Polo Ralph Lauren(ポロ ラルフ ローレン)」という位置づけです。日常会話で「ラルフローレン」と呼ばれるアイテムの約8割は、実質的にこのポロレーベルを指しています。

さらに店頭で見かけるラルフローレンロゴマークの違いも、ラインの性格を明確に象徴しています。最も馴染み深いのは馬上からスティックを振り上げる伝統的な「ポニーロゴ」ですが、これには約3cmの標準的なスモールポニーと、胸元に大きく配された約8cmの「ビッグポニー」が存在します。一方で、最上位のラグジュアリーラインではポニー刺繍をあえて排し、無地のアウターやミニマルな刻印ボタンを採用するなど、控えめな豊かさ(クワイエット・ラグジュアリー)を打ち出す設計が貫かれています。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。