フットサルを始めるサッカー経験者が最も注意しなければならないのが、ギア、とりわけフットサルシューズとサッカースパイクの違いです。「昔使っていたサッカースパイクがあるから」とフットサル専用コートに持ち込む行為は、施設利用規約違反や大怪我を招く典型的なトラブルとなっています。
日本国内の主要フットサル施設における利用基準の調査によると、屋内アリーナはもちろん、屋外の人工芝コートであっても金属製・樹脂製の固定式サッカースパイクの着用は原則として全面禁止されています。芝のパイルを痛めるだけでなく、滑らないスパイクのポイントが引っかかることで、狭いエリアでの急激なターン時に膝の前十字靭帯や足首を断裂する重大事故のリスクが跳ね上がるためです。
適切なシューズ選びは、プレーするサーフェス(床面)によって明確に二分されます:
1. インドア(屋内体育館・木製フローリング・スポーツタイル):
ソールが平らなフラット仕様で、床に色移りしない飴色やホワイトの生ゴムソール(ノンマーキング表記のあるもの)が必須です。靴底が薄めに設計されており、足裏でボールの感触をダイレクトに掴む操作性に優れています。
2. アウトドア(ショートパイル人工芝・ロングパイル人工芝):
通称「TF(ターフ)」と呼ばれる、小さなゴムの突起が無数に配置されたトレーニングシューズ(トレシュー)を使用します。Yahoo!知恵袋などのQ&Aコミュニティでも「サッカーのトレシューをフットサルに使って良いか」という質問が散見されますが、ゴム底のトレーニングシューズであれば屋外フットサルでの使用は何ら問題ありません。