妹の死の真相を追う長女・沙奈を演じた山谷花純の存在感も見逃せない。若手屈指の演技派として知られる山谷は、潜入捜査で見せる冷静な顔と、家族の前で見せる感情の爆発をリアルに表現。物語の展開を左右するキーパーソンとして強烈な印象を刻みつけた。
また、早乙女家の長女・葵役として作品に独特の透明感と歪みをもたらしたのが渡邉理佐だ。グループ卒業後、本格的な女優業への挑戦として注目を集めた彼女は、複雑な家庭環境で育った少女の繊細な心理を見事に描出した。山谷花純と渡邉理佐という若手女優陣の衝突が、サスペンスの緊迫感をよりいっそう引き立てた。