子供たちの実情に迫る上で欠かせないのが、一家が長年拠点にしてきたロサンゼルスでの生活です。氷室京介は1997年、活動の拠点を完全にアメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルスへと移転させました。
ビバリーヒルズの高台に構えられた壮大な邸宅(かつてハリウッドスターの豪邸として知られた物件)を拠点とし、子供たちは現地の学校に通学。家庭内では日本語を交えつつも、思考や言語のベースは完全な英語ネイティブとして育ちました。過去のロングインタビューや音楽誌の取材において、氷室は現地での子育てについて次のように述懐しています。
「向こうの子供たちにとっては、俺が日本で何万人を集めるロック歌手かなんて全く関係ない。ただの『送り迎えをしてくれる父親』でしかない。それが自分にとっても、子供たちにとっても一番健康的な環境だった」
この告白が物語る通り、現地で子供たちは「大スターの息子・娘」という色眼鏡で見られることなく、1人の自立した個人として伸び伸びと青年期を過ごしました。そして氷室京介の息子の現在および子供たちの現在の職業について現地関係者の話を総合すると、長男・次男ともにアメリカ国内で一般企業や独自のクリエイティブ関連ビジネスに就いており、日本での芸能活動は一切行っていません。
また、氷室京介の娘に関しても、アートやデザインなどのクリエイティブ分野に関心を寄せつつも、一切のスポットライトを避け、現地で一般人としての生活を確立しています。ネット上では定期的にデビューの噂と経緯を掘り起こそうとする動きが見られますが、それらはすべて本人たちの預かり知らぬ場所で消費されているネットゴシップに過ぎません。